走る

田舎・自然暮らし

お友達に誘われて70kmほどお借りした自転車で走ることに・・・。


途中、おじいちゃんと出会う。捕まる。

「どっから来たんだー、家さがしてるのかー。5千円で貸してやるぞー。遊びにおいでー。」

ちゃっかり電話番号は聞く。


途中、寄り道して、森を抜けて海へ。

私「通っていいですか?」

鹿「ええよ。」


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誰も知らないガジュマルの木。ここだけの話。


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廃墟を抜けて。

何故か一升瓶がごろごろ落ちている。

シダ植物の瓶アート。


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海まで降りた。

沢からの水が海へと流れている。

神様「あなたが落としたのは金の斧ですか?それとも銀の斧ですか?」

私「(何も落としてないけど)めちゃんこ切れ味のいいヨキをください。」

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自然の螺旋。

ロープとして1メートルほど持ち帰りたい。


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疲れたよー、ぶっ倒れて、空を見上げて。

自転車、畑仕事、薪割り、登山やサーフィン、

使う筋肉は全て違う。

普段の生活で作られる身体がいい身体なんだろうなあ。


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坂道を登り切る秘訣は、ゴールを見ないことだ。

お友達から、参加賞として自分の庭で作ったパッションフルーツを頂いた。リベンジせねば・・・。

いつもお世話になりっぱなしです。


「なあ、モモ、」とベッポはたとえばこんなふうにはじめます。

「とっても長い道路をうけもつことがあるんだ。

おっそろしく長くて、これじゃとてもやりきれない、こう思ってしまう。」


しばらく口をつぐんで、じっとまえのほうを見ていますが、やがてまたつづけます。


「そこでせかせかと働きだす。どんどんスピードをあげてゆく。

ときどき目をあげて見るんだが、いつ見てものこりの道路はちっともへっていない。

だからもっとすごいいきおいで働きまくる。心配でたまらないんだ。

そしてしまいには息がきれて、動けなくなってしまう。

道路はまだのこっているのにな。こういうやり方は、いかんのだ。」


ここでしばらく考えこみます。それからようやく、さきをつづけます。


「いちどに道路ぜんぶのことを考えてはいかん、わかるかな?

つぎの一歩のことだけ、つぎのひと呼吸のことだけ、

つぎのひと掃きのことだけを考えるんだ。

いつもただつぎのことだけをな。」


また一休みして、考えこみ、それから、


「するとたのしくなってくる。これがだいじなんだな、

たのしければ、仕事がうまくはかどる。

こういうふうにやらにゃあだめなんだ。」


ミヒャエル・エンデ作 「モモ」より

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