高所作業で役に立つのは、ザイル(ロープ)とクライミングギア
脚立や単管パイプ足場は高所作業に使えない?!
高所作業では、脚立や足場を組むのが一般的。
だけど、
脚立では高さが足りずに届かない・・・。
足場を組むのはコストが大変・・・。
脚立の一番のデメリットは、不安定で危険
脚立から落ちて怪我をする人が多い。
個人作業の場合、
外壁作業、塗装作業するときに、
足場を組む労力や時間が無いので、
脚立を使って作業します。
高いところでは、
伸縮はしごを使って作業しますが、
あと、
伸縮はしごはとても便利ですが、とても重くて扱いにくい。
伸縮はしごの先端を壁に立て掛けて支えるので、
はしごの上に登るほど、
壁と体の距離が近くなって作業しにくくなります。
ロープを掛けて、ハーネスとアッセンダーで登る
アッセンダーをロープに引っ掛けて、
登っていきます。
フットアッセンダーを併せて使うと、
壁さえあればどこまででも登って行ける(楽しい)
高所作業で止まるときは、ロープをロックさせる
エイト環のビレイデバイスにカラビナで摩擦を増やす工夫をして、
ロープが止まるようにする。
両手が空くのと、
落ちる心配をしなくていいので、
作業に集中出来ます。
セルフブレーキ付きのクライミングギア
ロープ制動が自動で掛かるギア、種類がたくさん有ります。
降りるときは、ディセンダー(エイト環 or ATC)を使って懸垂下降する
降りるときは、
エイト環を使って下降します。
ロープ&クライミングギアでの作業は、
安定感と安心感があります。
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何より楽しい!
大型ガラス(重量物)を吊り上げる
人力で出来ないことは、道具の力を借りよう
チルホール&滑車を設置する
FIX窓用のガラスが重すぎて、
吊り上げることにしました。
棟木の頂点に滑車を設置して、
ワイヤーを掛ける。
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自動ドアのガラスは吊り上げることにして、滑車を設置する。#空を眺めて一休み#割れたガラス#海が荒れてきました#海を眺める#青空が気持ちいい#セルフビルド#家作り反面教科書
ロープスリングをガラスに掛けて、チルホールで吊り上げる
- ロープ、ワイヤー確認
- カラビナ確認
- アンカー確認
- 玉掛けのバランス確認
高所作業に便利なクライミングギア
クライミングギアを調べていると、
あれもこれも欲しくなります。
ごちゃごちゃ物が多いと、
ミスが起きやすくなるので注意。
道具は必要最小限に、複雑なシステムは事故の元。
ロープを登るための道具、アッセンダー(登高器)
ハンドアッセンダー(登高器)
アッセンダーには、右手用・左手用があります。
利き手は作業するとき用に空けておいて、
ハンドアッセンダーは、利き手側でない手で使うよう言われますが、
利き手・利き足で登る方が速く登れるので、
どちらかは好みでいいと思います。
右手用ハンドアッセンダー
ペツルのフットアッセンダー
足に装着するアッセンダー。
登る時の抵抗が少なさが素晴らしくて、気に入ってます。
右足用フットアッセンダー
左手用ハンドアッセンダー
左足用フットアッセンダー
ハンドアッセンダー、クライミング道具は、シングルロープで使う
ハンドアッセンダー、フットアッセンダー、セルフブレーキディッセンダーなどは、
主にシングルロープで使うように開発・設計されている。
1本に垂らしたロープにクライミングギアを取り付けて使用します。
ダブルドロープ→DdRT(Doubuled Rope technique)
DdRTは、ツリークライミングや林業の特殊伐採で使われます。
高所作業で使うロープはスタティックロープを選ぶ
ロープに吊られた状態での作業、
ビル清掃のブランコ作業などは、
作業姿勢を安定させる(ワークポジショニング)ために、
伸び率の少ないロープを使う。
または、
セミスタティックロープ表記のあるものを選ぶ
ロッククライミング、ツリークライミングなど、
滑落の危険がある場合は、
伸び率の大きいダイナミックロープを使う。
全米防火協会(NFPA)規格のロープ
事故が起きても自己責任・・・。
認証規格の通っていないロープは自己責任で
100キロそこらでは切れないけど、
耐荷重表記はあてにしない方がいい。
圧倒的安さ!
チルホールで引っ張ったら切れました。。
負荷1トン未満なのに・・・。