地方移住を考えている人に向けて
島に移住して3年
移住して3年半が過ぎました。
勢いで仕事を辞めて、
何も繋がりがない状態で移住しました。
まだ生きています・・・。
これから移住を検討する人に向けて、
少しでも参考になればと思い、書きました。
島暮らしの問題点
島の仕事は、所得が低い。
収入を得られる産業が少ない。
地方の田舎は同じようなものだと思うけれど、
補助金で仕事をしているところが多いです。
個人事業としてやっている人は、
インターネットに販路が無ければ、
島の中だけでは、続けられていない印象。
飲食店は、観光客が減る一方なので、
趣味みたいなものです。
物々交換、現物支給で成り立っている。
そう言う人もいますが、お金は必要です。
お金よりも、物々交換で助け合っている印象。
地元の人のお手伝いなどをしていると、
物がよく回ってきます。
不用品は回ってくる。
- 冷蔵庫・洗濯機
- 食器類
- 机、椅子
- 車(原付バイクはなかなか出回らない)
- 家もらった、土地もらったとかも。
働き続ける点では、都会も田舎も同じ
ずっと働いているけど、暮らしに余裕がない。
都会も田舎も同じ。
仕事に疲れて、田舎にやってきたのに、
仕事をし続けていたら、何も変わらない。
嫁さんにお財布任せてて、お金無いんだよなあ。
暮らしのサービスレベルが、本土より劣る
Amazonで物を買えば、届けてくれる。
一通り何でもあるけれど、
- 物流
- 交通
- 病院
- 電気・ガス・水道
- インターネット
本土で暮らすより、
サービスレベルは低いけれど、割高になってしまう。
本土と同じレベルの
行政サービスを期待していると辛いです。
歳をとってきて、病院まで遠いし、島を出ることにしたよー。
賃貸、空き家不足問題
土地は安いけれど、家賃が高い
人口が減っている田舎が多いけれど、
かろうじて人口を維持しています。
移住者は絶えません。
移住希望者に対して、空き家不足。
いまは、住めればいいボロい古い家でも、
家賃3万円以上が相場です。
昔は、5千円とか1万円とか、あったみたい。
今もあることはあるけれど、大家さんとの関係性次第。
都会的なアパート(エアコン・水洗トイレ有り)は、5万円以上の家賃。
定期収入のある、仕事をしている人しか住めない。
最近だと、10万円を超える、都会より高い賃貸もある。
田舎ってどこも5千円くらいで住めると思ってたけど、
ここは他の田舎より、家賃が高いよー。
人間関係・人付き合いが限られている
深く付き合いすぎるなよ
そんな、アドバイス?をされることがある。
都会では、嫌なことがあっても、
コミュニティから離れて暮らすことが出来るけれど、
島の中では逃げるところがない。
一度、喧嘩して嫌な気分になると、ずっと続いてしまうから。
顔を合わせたくないからという理由で、
家にこもる人もいます。
孤独に絶えられなくなって、島を出る人もいます。
移住者はいろんな人がやってくる。
- 週5で勤めて働く人
- リタイアして田舎暮らし始める人
- 自分で家作っちゃう人
- 晴れたら海に行っちゃう人
- 波が出たら波乗りに行っちゃう人
- 旅して暮らす人
- 車中泊、キャンピングカーで暮らす人
- ヨットで南半球から来ちゃう人
長く住み続けられない、3年が定着の境目?
20〜30代の移住者も多いですが、
知らないうちにやって来て、
気付けば、いなくなっているという印象があります。
- 生活費すらまともに稼げない。
- 自然しかないので、飽きる。
地元住民と移住者との関わり。
自由だけど、好き勝手やっていいわけじゃない。
知らないことが、不安を作っている。
移住者も、地元の人も、
お互いのことを知らないから、不安になる。
客観的見ても、移住者の印象はよくない。
これまでの移住者の振る舞いが、悪い印象にさせてしまう。
(裏話は尽きない・・・。)
地元の半分くらいは、来なくていいと思ってるんじゃないかな?
仕事は、突然やってくる。
顔を出してさえいれば、
とても良くしてもらえます。
移住に関する問題を解決するには。
都会も田舎も変わらない。
本質的なことは、
どこで暮らす、働くにしても同じこと。
顔を合わせて、話をしているだけで、安心します。
先に暮らしている人がいるところに、お邪魔するわけなので、
お世話になる気持ちを持ってさえいれば、どこで暮らしても大丈夫。