田舎に移住して暮らすということ
田舎暮らしでトラブルは日常茶飯事
電気と水道を新設工事する際、
一筋縄では行かず、人やお金のトラブルがありました。
田舎ではよくあるトラブルですが、
これから移住してくる人、
移住に向けて土地探しする人や、
一時的でも移り住んでみたい人の参考になればと思います。
山林を切り開いて、
電気・水道を引いて来るまでには苦難の道のりでした。
山林を切り拓いてサバイバル暮らし
開拓地の現況
土地を購入した時点では、
竹林と杉林と雑木が生えている土地。
最初は、竹が密集していて、
通り抜け出来ないほどの状態。
重機で造成したり、チェーンソーで伐採したり。
電気・ガス・水道の無い暮らし
杉や竹林を刈って、土地を使いやすいようにしながら、
電気・ガス・水道の無い暮らしを1年以上続けました。
焚き物の燃料は豊富。
電気・水道のライフラインを引くまでのトラブル
電気の管轄が特殊な地域
町の指定業者以外は、電気・水道の新設工事が出来ません。
特に電気の管轄は特殊な地域のため、
国の管理で無料で電気を引けるところはごく一部の場所だけで、
島のほとんどは町の電気事業者の管轄になっています。
国家資格の第一種電気工事士の資格を持っていても、
電気の新設工事が出来ない特殊な地域です。
電気の新設工事費が、加入者の実費になるところがある。
もはや独占業だよなあ。
電気・水道のライフラインを整備するまでに掛かった期間
水道は、約1年半・・・。
ずっとサバイバル生活をしていたわけじゃない。
多くの人に助けを求めて、
電気工事、水道工事のお願い・交渉していました。
田舎暮らしは、人のコネの影響力が強すぎる
見知らぬ移住者が、
工事の依頼をしても、
お金にならない仕事だと相手にしてもらえない。
工事会社の人と仲のいい友人から、
一言お願いしてもらい、
どうにかやってもらえるレベル・・・。
サービスを提供する側の方が立場が上
お金を払ってもやってくれるとは限らない
田舎のサービスレベルは都会より低い
田舎の全てのインフラ・行政サービスの質が悪いとは言わないけれど、
不満があるから声が上がるのは事実。
今後、地元の人に工事をお願いしたり、
協力しようと思わなくなってしまった。残念。
自分の感情を我慢しないのはいいことだけど、
同じ場所で暮らしていくのだから、
マイナスの気持ちを循環させないように。
新しい移住者には、
気分悪い思いをしてもらいたくない。
しがらみに引きずられずに、気持ち良く暮らそう。
田舎は補助金事業・地方交付税交付金で成り立っている
特定の誰かが悪いわけではなくて、
いい人もいて、良くしてもらっています。
外から来た移住者からお金を取る人が多いのは、
田舎には産業が無くて、
お金が回っていないからだと思う。
補助金事業に依存しない仕事、
お金に依存しない暮らしに転換していかないと、
忙しない働き方と、
お金を追い求めるしわ寄せが、
貧しい人にいってしまう。
お金は低いところから、高いところへ流れる。
甘い罠から抜け出せないように、
お上から支配されているようなものだと思っちゃうんだよなあ。
電気・水道・ライフライン新設に掛かった費用
特殊な地域だからこそ、
他の移住者のために、
情報を公開しておきます。
電気が使えるまでに掛かった費用
電線があるところから、敷地まで100mほど離れている。
住んでいる地域は、
電気の外線工事が実費です。
電柱も実費。
外線工事費用
電気工事の資格を持っている友達に、
引き込み工事をやってもらったので、
引き込み工事分は安くなっています。
電気・水道引くのに1千万円掛かったりしたぞー。
水道が使えるまでに掛かった費用
- 水道を分けてもらうお礼の費用 4万円
- 水道工事費用 6万5千円
- 町に支払う水道新設費用 3万2千8百円
- 町に支払う水道新設検査費用 5千4百円
- 水道パイプ代 15万円程度
やってくれる人がいないとお金の価値はゼロなんだよなあ。