素潜りで魚突きしています
魚突きのレベルは相変わらずですが、
潜るのには慣れて来ました。
深いところの方が潜っていて気持ちがいい。
(潜っても10メートルそこそこです。)
夜光貝の子供を拾う
息止めのコツ、長く息が続くためにやっていること
潜る時にやっていること。
深く呼吸しすぎない、自然に呼吸する
陸上で呼吸するときと同じように呼吸しています。
潜る最後の一息だけ多めに息を吸ってから海へダイブ。
自然に呼吸して、
自然に苦しくなってきたら(苦しくなりそうだと感じたら)
浮上しています。
ハイパーベンチレーションの危険性
深く早い深呼吸を繰り返すと、
血液中の二酸化炭素の濃度が低下し、
苦しいと感じるまでの時間を引き延ばすことができる。
苦しく無いからといって、
限度を超えて息止めをしてしまうと、
脳が酸素を欲しいと感じる前にブラックアウト(酸素欠乏)を起こしてしまう。
浮上時の水圧が下がるのに比例して、血中酸素濃度も下がるため、
浮上時の水面近くは特に(シャローウォーター)ブラックアウトを起こしやすい。
素潜りのコツはリラックス、無心になれたらベスト
焦らずに、心を落ち着かせること。
心理的なことが、
息止め(生き苦しさ)に影響を与えている。
無理しないこと。
欲を出さないこと。
自分の出来る範囲で潜る。
脳を使うと、酸素を消費する。
頭を空っぽにして、目を閉じて潜る。
焦りだすと、
途端に生き苦しさを感じる。
頭であれこれ考えると、
酸素が消費されていく。
安全に潜れるところでは、
目を閉じて潜っています。
マイナス浮力に身を任せ、力を抜いて潜る
何もしなければ、酸素の消費は最小限になる
深いところへ潜るほど、
フィンを動かさなくても沈んでいく。
海底では出来る限り筋肉を使わないように。
息止めの訓練はしない
不自然に身につけたものは、実用的な能力にならない
などの目標があるならともかく、
地上での訓練(筋トレ・息止めなど)は、
過剰にやらなくていい。
素潜りに限らず、実践が一番
日々の暮らしの中で、
自然と身についた筋肉、身体能力、
判断力、経験などが、
実用的な力、必要な力となって、
身についていくものだと思う。
環境に身を置けば、
自然と訓練するようになる。
目的は、海に潜って、海を感じること
何はなくとも、
魚は獲れなくても、
命は持って帰ろう。
息止めはメンタル・精神状態に左右されている
フリーダイビングの選手の書籍を読むと、
必ず出てくるのがヨガ・精神統一のこと。
フリーダイビング競技は、
40〜50歳の選手でも世界トップレベルで活躍出来ているのは、
フィジカルの身体能力も関係あるけれど、
メンタル(精神状態)の管理が大きな割合を占めているから。
フリーダイバーの心理から学ぶ
心が身体を動かしている
- 嫌なことはあえて言葉にする
- 嫌いなことはがんばらない
- 雑念をふりはらわない
- 明日の自分が生きている保証なんてない
- 今日でなければ遅すぎる
動物の本能に近い、自分が感じる感情を大切にしている
心は移ろいやすい。
すぐに感情が湧いて来る。
(寒い、辛い、苦しい、暖かいご飯が食べたい、潮に流されて不安だ、もう帰りたい、、、)
無心になろうとしても、
「心」は決して無くならない。
にんげんだもの
やりたいことはやって、
やりたくないことはやらない。
頭で考えずに、
体がストレスを感じない状態にしておくことが大切。
無理はもちろん、何もしていない、
一番リラックス出来る状態でいることが大切なこと。
長く息止めしようと「意識しない」レベルまでリラックス出来れば、
苦しいと感じるまでの時間が伸びていく。
誰よりも遠くへ行くことよりも、誰よりも確かに帰ってくることのほうが大切
ダイバーのトラブル体験談から学ぶ
ダイビング中に起きたトラブルについて書かれている本です。
かなり古い本ですが、
ダイビングをプロの職業としている人たちのリアルの声が聞ける素晴らしい本です。
酸素ボンベを背負ったダイビングは、
急浮上すると減圧症となるため、
素潜りと違った急浮上出来ないリスクがあります。
台風が来る前の海に潜り、
海底20メートルほどで、突然、潮流が変わり、
海底から一気に5メートル付近まで為す術もなく人形のように流されたなど・・・。
特殊な地形で発生するダウンカレント(下向きの流れ)で浮上出来ないなど・・・。
リアルな恐怖が伝わって来る・・・。
素潜りの事例も一部紹介されています。
3分以上息止めする、
素潜りの極意(マスク・ブロー、セカンド・ブリージング)についても書かれていますが、、、
安易に真似したら死んでしまう・・・。
海に入るときは、常に死と向き合って潜る・・・。