1人作業でも、破風板は取り付けられる
破風板の種類とサイズ
杉の板を破風板に使いました。
破風板のサイズは、鼻隠し板同じサイズです。
母屋に架けた端の垂木に、破風板を取り付ける
一番端の垂木より母屋が出ている(母屋ギリギリに垂木を架けなかった)ので、
破風板180mmをそのまま垂木に固定しようとすると、
母屋にぶつかってしまう。
45mm厚の端材を垂木に足して、
母屋の出より、破風板の下地が外側になるように面合わせしました。
母屋と破風板と2重屋根構造の納まり
2重屋根の構造の説明
屋根施工の図解(文字ですけど・・・。)
上が空側で、下が地面側、材料の階層を表しています。
– – ルーフィング材2 – –
– – 野地板2 – –
│垂木2│
– – ルーフィング材 – –
– – 野地板 – –
│垂木│
▪️母屋▪️
│束柱│
▪️梁・桁▪️
破風板の納まりで失敗したこと、端の納まりを曖昧なまま作業したら・・・
破風板の上端の納まりは、
2重屋根の[野地板2]の上面の高さと合わせて、
面合わせします(本来はそうしたかった。)
破風板を取り付けようとしたところ・・・
[野地板]の出(水平方向)が、破風板を固定する面(垂直方向)よりも出ていたので、
破風板の上面と野地板の高さを合わせられませんでした。
やっつけ仕事で適当に仕事するからだぞ。
綺麗に納める方法、設計で全てが決まる
木材同士がぶつかる箇所は、明確に設計しておく
細かい点を確実に決めておくこと。
曖昧なまま作業を始めると、後で必ず作業が止まります。
- 束柱から母屋の出の長さ
- 母屋の端から垂木面までの長さ
- 垂木から野地板の出の長さ
「軒の出は大きい方が、雨風から家を守ってくれるらしい。」
くらいの軽い感覚で設計していると、
後になって苦労します。
あってもなくてもいいものは、ないほうがいいんだな
素人大工だからこそ、
多少時間や手間が掛かっても、設計と作業工程はシンプルにしたい。
みつをの精神で、
家作りをしたいものです。
屋根垂木を止めるのに使ったネジ、垂木止め
垂木止めビスのタルキック、ついつい使ってしまうくらい便利。
オーバースペックでコスト高なんだけど、
インパクトで一発で止められるので、
施工が圧倒的に楽です。
材の端寄りでも下穴不要で木割れしにくいのがポイント。
在来軸組工法で家を建てるなら
読んでおきたい大工仕事の本
昔ながらの大工仕事のやり方がわかる良書
家の建て方の設計、材の選定から、
基礎工事、水盛遣方、
刻みのこと、構造のこと。
水仕舞いから、採光、通風、結露のことまで、
この本一冊で、大工仕事の理解が深まります。
桁・梁・母屋・棟などの用語などの
材の用語を覚えるのにも役に立つ。
勉強したら実践あるのみ。